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■ビタミンC誘導体とは

ビタミンCは昔からしみ・そばかすの予防や、風邪の予防によいと言われ、最近ではがん予防効果まで研究されています。美肌効果にも優れ、にきびや皮膚の老化を予防すると言うような様々なはたらきが注目されています。ところがこのような効果の期待されるビタミンCですが、不安定で肌に浸透しにくいということが弱点でした。そこでビタミンCの一部をリン酸塩に置き換えて安定化させ、皮膚に入りやすくしたものがビタミンC誘導体です。肌に浸透した後、肌の中の酵素により結合していたリン酸部分がはずされ、ビタミンCとしてはたらきます。リン酸部分がビタミンCの安定をよくすると同時に、肌に入るためのパスポートのような役割をしています。

■ビタミンC誘導体のはたらき

  1. メラニンを薄くする
    他の美白成分は、あくまでもメラニンを「作らせない」ように働きかけるため、できてしまったメラニンには無力です。ところが、「ビタミンC誘導体」は、「メラニンを還元させる」ことで、メラニンを黒色から無色へと変換させることができるのです。肌の新陳代謝が正常であれば、メラニンは28日間で角質層へと上がり、やがてアカとなって剥がれ落ちます。そこで「ビタミンC誘導体」は、表皮をつくる細胞を活性化(基底細胞の増殖を強化)させることによって、この皮膚の再生を促進し、できてしまったメラニンの排泄を応援します。

  2. メラニンの合成を阻害する
    色素細胞内に存在するメラニン生成酵素「チロシナーゼ」は、紫外線を浴びることによって、やがて「メラニン」を生成します。「ビタミンC誘導体」は、このメラニン生成酵素「チロシナーゼ」の働きを阻害することで、「メラニン」に至るまでの一連の反応を抑制するため、結果として「メラニン」の生成を減少させることができます。

  3. 抗酸化作用(活性酸素除去)
    紫外線を浴びると体内には「活性酸素」が発生します。「活性酸素」は、肌の老化を急激に早めてしまいます。「活性酸素」は皮膚の細胞膜を“酸化”させますので、栄養素や酸素の供給、老廃物や二酸化炭素の排泄が困難となり、細胞の生命維持機能が衰えてしまいます。その結果、新しい皮膚やコラーゲンの再生が困難になるため、角質層が厚くなり、やがて皮膚がくすんだ、りごわつくようになってしまいます。

    「ビタミンC誘導体」には、紫外線から発生した「活性酸素」を消去する作用があります。「活性酸素」を消去する成分(抗酸化剤)は他にもたくさんあるのですが、それらが細胞の“外”で抗酸化力を発揮するのに対して、「ビタミンC誘導体」は、細胞内に入り込み、細胞の内部でも抗酸化力を発揮することができます。何らかの原因で「活性酸素」が細胞を攻撃したとき、細胞の外側にある抗酸化剤が効力を失っていても、細胞内で濃縮された「ビタミンC」が効力を発揮し、細胞を守ることが期待できるのです。

    また、アクネ菌が分泌する「コプロポルフィリン」は、紫外線によって大量の活性酸素を発生させます。この活性酸素によって“酸化”した皮脂が「過酸化脂質」となり、周りを刺激して、炎症のあるにきびを長引かせてしまうのです。 「ビタミンC誘導体」は、アクネ菌並びに白血球によって発生した活性酸素を消去し、にきびの炎症を抑制し、酸化を防ぎます。

  4. 毛穴を引き締める
    「ビタミンC誘導体」には、表皮をつくる細胞を活性化させ、炎症などで痛んだ肌を再生させる働きがあります。また、表皮が盛んに増殖するため、毛穴を収縮、徐々に目立たなくする効果が期待できます。

  5. 皮脂分泌の抑制効果
    アクネ病変部では、通常「皮脂腺の肥大」と「皮脂の過剰分泌」が観察され、これがにきびの原因として注目されています。「ビタミンC誘導体」は、この皮脂腺の肥大化を抑制し、皮脂の過剰分泌を抑えます。

  6. コラーゲンの合成を促す作用
    「コラーゲン繊維」は皮膚内部でアミの目のように広がって、肌のハリを保つ役割をしています。加齢や紫外線の影響で、この「コラーゲン繊維」が分断されてしまうと、肌は弾力を失い、しわやたるみをつくります。しわ、たるみを防ぐには、コラーゲンが常に生成されている必要があるのですが、この「コラーゲン」の代謝過程には、「ビタミンC」が不可欠です。さらに、「ビタミンC誘導体」は、基底膜を構成する「IV型コラーゲン」や「エラスチン繊維」などの結合を強化し、増殖を促進することで、しわやたるみを予防します。

■イオン導入とは
イオン導入とは直流電流を使って、皮膚を通じてイオン化した物質を皮膚深部に浸透させる治療法です。
  イオン化・・・1つまたは複数の電子を失ったり、加えたりしてイオンになる過程のことを
          示します。物質が電気的にイオン化された成分に入り込む現象です。

■イオン導入の基本原理
微弱な直流電流が水分60%以上の肌を通過する際、マイナス極とプラス極の間に化学反応が起こります。この基本原理に基づき、適切な電極を利用してイオン導入を行います。イオン導入は水溶性の有効成分(ビタミンC誘導体)を浸透させるために用いられます。肌にはバリアゾーン(=角質層)が存在し、通常水溶性の物質は容易に浸透せず、ほとんどの化粧品は皮膚深部に浸透しやすくするために油分を含ませています。マイナス極によって水溶性のビタミンCや他の有効成分は容易に皮膚深部まで浸透し、また、プラス極によって肌を沈静化させます。

電極イオンの肌へのはたらき
マイナス極(-)
プラス極(+)
・活性化
・毛細血管の拡張
・皮膚組織の緊張緩和
・沈静化
・毛細血管の収縮
・毛穴、皮脂腺、汗腺の収縮
 
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